肩の激痛の原因は?「石灰沈着性腱板炎」再発予防対策

健康

数年前、右肩に突然の激痛が走り、腕を動かすことができなくなりました。
少し腕を動かすだけで痛く、歩くのはもちろん、ちょっとした振動が響いただけで痛むのです。
今まで、経験したことのない痛みです。

病院へ行くと、「石灰沈着性腱板炎(せっかいちんちゃくせいけんばんえん)」と診断されました。

痛み止めの注射をうつと、その後は、すぐ楽になりました。

この記事では、私が「石灰沈着性腱板炎」を発症したときの体験をお伝えします。
また、発症した原因と、再発予防の対策を、私なりに考えてみました。

「石灰沈着性腱板炎」とは?

肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じる事によって起こる肩の疼痛・運動制限です。
この石灰は、当初は濃厚なミルク状で、時がたつにつれ、練り歯磨き状、石膏(せっこう)状へと硬く変化していきます。
石灰が、どんどんたまって膨らんでくると痛みが増してきます。そして、腱板から滑液包内に破れ出る時に激痛となります。

引用:日本整形外科学会

「石灰沈着性腱板炎(せっかいちんちゃくせいけんばんえん)」または、「石灰性腱炎(せっかいせいけんえん)」とも呼ばれています。

40代から50代の女性に多く発症する」といわれますが、私が発症したのは30代半ば。
同年代で発症した経験のある友人(女性)が二人います。

痛みの原因は、石灰が沈着によるものですが、石灰が沈着する原因は不明だそうです。
ある記事で、『水分不足による脱水状態で発症しやすい傾向があると』と書かれていました。
確かに、私はあまり水分を摂るほうではないな…と思いました。

「石灰沈着性腱板炎」の症状

夜間に突然生じる激烈な肩関節の疼痛で始まる事が多いです。
痛みで睡眠が妨げられ、関節を動かすことが出来なくなります。
発症後1~4週、強い症状を呈する急性型、中等度の症状が1~6ヵ月続く亜急性型、運動時痛などが6ヵ月以上続く慢性型があります。

引用:日本整形外科学会

急性型と慢性型があるんですね。

私の場合は急性型。
(正確には、数日前に鈍い痛みがありました。いつもの肩こりだと放置していたのですが、その時病院に行っていれば良かったな、と後になって思います。)

真夜中に右肩の激痛で目が覚め、その後は眠れませんでした。

「しばらくすれば治るだろう」と考えていたこともあり、いつものように身支度を整え出勤。
(着替えや歯磨き、食事など、すべての動作が激痛で大変でした)

当時は、一日中PCに向かって作業をするような仕事でした。
右肩が使い物にならず、左手だけでPCを操作していましたが、効率悪いし、痛いし、仕事にならない!
といわけで、結局早退して病院へ行きました。

電車がガタゴト揺れるたびに肩に響いて激痛が走るほどひどい状態。
左手で右腕を固定し、少しでも動かないように努めました…。

「石灰沈着性腱板炎」病院での処置について

引用:長野整形外科クリニック

↑ 赤丸内の、黒くもわっとしたものが石灰

引用:長野整形外科クリニック

↑ 赤丸内の「米粒」のようなものが石灰がかたまったもの

整形外科では、問診を受け、症状などを説明し、レントゲン撮影。

左上の写真を見て分かるように、私が実際に撮影した時も、同じように石灰のかたまりを確認することができました。

そして、さらに詳しく、石灰の位置や大きさを見るために、エコー検査をします。

(以下、病院での医師とのやり取りです)

整形外科の<br>先生
整形外科の
先生

ここに石灰がたまってるね~
(エコーを肩に当て、モニターを見ながら)
う~ん、もしかしたら、まだ石灰が固まってないから吸引できるかも

私

じゃあ、お願いします。
(なんか、よく分からないけど、早く痛みを取り除いて~)

ちょっと痛いからね~ 我慢してね~

(エコー画面を見て、石灰の位置を確認しながら、注射器を患部に突き刺す。
さらに、石灰の位置を探るかのように、肩の中で注射針をグリグリ動かす。)

痛い痛い痛い痛い・・・・(大声で何度も叫ぶ)

あー、固まっちゃってるね。取れないね~。
(注射針をぬく)
炎症を抑える注射をすれば痛みは取れるよ。

お、お願いします…

ステロイドと、別のがあるけど、どっちがいい?

ステロイドじゃない方でお願い致します。(ステロイド剤に抵抗があるため)

じゃあ、もう一度注射するよ、痛いけど我慢してね~
(再び、同じところに注射をする)

痛い痛い痛い痛い・・・・(大声で何度も叫ぶ)

注射針を刺しているいる時間は、5秒から10秒くらいでしょうか…すごい長く感じました。

思いもよらず、同じ箇所に二度も注射を、
しかも痛い注射をすることになりました。

あまりの痛みに貧血で倒れそうになる私。

先生が、ベッドで休むように声を掛けて下さり、数分横になって休みました。

その後、電気?をあて、飲み薬と塗り薬をもらって帰宅。

ほどなくして、注射のおかげで痛みはすぐに消えました。

「石灰沈着性腱板炎」を発症した原因

現在、石灰沈着性腱板炎を発症する原因は解明されていないようです。

が、私の場合、思い当たる原因が2つあります。

●仕事が忙しく、長時間パソコン作業をしていた
(肩が固まった状態で数時間放置)
●仕事中、右肩に冷房の風が直撃していた

右肩の激痛に襲われる前日を振り返ると、仕事が忙しく、いつも以上にパソコンを操作する時間が長かったし、いつも以上に早打ちしていました。
そして、席の真上にあるエアコンから、冷たい風が私の肩を直撃していたのです。
寒いな~と思いつつ、その状態でパソコン操作をしていました。

私の場合ですが、この冷え肩を酷使したことによって悪化したのだと思います。

「石灰沈着性腱板炎」の再発を予防するために

一度、石灰沈着性腱板炎になった人は、再発しやすいそうです。
でも、二度とあんな痛みと恐怖を味わいたくないので、なんとか再発を防ぎたいものです。

発症してから数年経った今でも、四十肩なのか、石灰の沈着が慢性化しているのか分かりませんが、肩に鈍い痛みがあります。毎日ではないですが、ズキズキ、しくしく痛むのです。

私自身、実践していて効果ありそうだと思う再発予防対策はこちらの3つ。

運動をする(ストレッチなど簡単なものでも可)
●長時間、パソコン作業など、同じ姿勢でいることを避ける
冷やさない


やはり体の不調は「運動不足」によるものが大きいと思います。

できれば全身運動(ウォーキングなど)も取り入れたほうが良いかと思いますが、
簡単なストレッチや肩・肩甲骨を動かす体操をするだけでも良いでしょう。

私自身、週の半分くらいはヨガやストレッチをしていますが、
肩コリや上がりにくさが解消され、肩と背中が軽くなりました。

肩関節の可動域も広がりましたよ。

自分で動かすのが面倒という方は、整体やマッサージもいいですね。
今は家庭用のマッサージ機も充実しているので、1台あっても良いと思います。

寝ているだけで予防できるなんてうれしいですよね。



血流が悪くなることも、原因の一つにありますので、
マッサージも効果的だと思います。

無理なく続けられることが一番です!

公式サイトで詳しく見る

おわりに

以上、石灰沈着性鍵盤炎を発症した体験談でした。

再発予防のポイントは2つ。

●適度な運動やストレッチをする
●冷やさない

ご自身に合った、続けられる方法を見つけてみてください。

同じような症状でお悩みの方のご参考になればうれしく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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