巷で最近話題の美白美容成分、ビタミンC。サプリではなく、スキンケアの方です。
最近、特に夏になると『美白』という文言を良く見聞きします。
私自身、いろいろな肌悩みを抱えており、それを改善したいという思いから、ビタミンCが配合されたスキンケア(化粧水、美容液)を、この1か月ほど使用してみました。
結果、どうやら私にはビタミンCが合わなかったようで、お肌の状態が悪くなってしまったのです。
そこで、どんなスキンケア商品を使ったのか、成分や使用感についてなどお伝えしたいと思います。
ビタミンCのメリット、デメリット
ビタミンCに期待できる効果とデメリットは、以下があげられます。
●美白効果・・・メラニンの生成を抑える、出来てしまったメラニン色素を元に戻す
●コラーゲンを増加させる・・・シワやたるみを防ぐ
●皮脂の分泌を抑える・・・ニキビ予防
●活性酸素を抑える・・・肌の衰えを予防する
●安定しにくく、空気に触れると酸化しやすい
●水に溶かすと活性を失う
●皮膚から吸収しにくい
ビタミンC誘導体とは?
ビタミンCは、そのままだと刺激が強かったり、持続性が低かったり、不安定な性質があります。
それを安定化させ、皮膚に吸収されやすくしたものが、ビタミンC誘導体。
ビタミンC誘導体は、メラニン色素に近いところで、酵素反応によってビタミンCに変化し、長時間そこに留まる性質があります。
そのため、化粧品や美白剤では、ビタミンC誘導体が含有されることが多いのです。
▶化粧品の成分表示には、以下のような名前で表記されています。
・リン酸アスコルビルMg
・アスコルビルリン酸Na
・アスコルビルグルコシド
・テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
・パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na
・3-O-エチルアスコルビン酸 VCエチル
・イソステアリルアスコルビルリン酸2Na
・カプリリル2-グリセリルアスコルビン酸
全て「アスコル○○」が入っているので、分かりやすいですね。
シミ、毛穴の改善を目的にビタミンCを使用
私は、幼い頃アトピー、今は手湿疹を発症しており、食生活の改善で克服しようとしているところです。
顔に付けるものについては、時々「合わない化粧品があるなー」くらいで、そこまで敏感ではないかと。
20代の頃、外資系の化粧品で香料強い系のものに反応したことがあるくらい。
ここ数年は、化粧品で肌荒れをした記憶はありません。
洗顔直後は乾燥するけど、徐々に脂が出てきてテカリます。
朝、起きるとTゾーンはテッカテカです。
40過ぎて、たるみ毛穴がとても気になるようになりました。
鼻から頬まで、毛穴は気になります。
シミは濃いものから薄いものまで多数あり。ほくろも多いです。
キメは荒い方。
特に、右頬、目の下▽ゾーンの組織は死んでるんじゃないかってくらい、キメが乱れデコボコしてる。
20歳前後の頃は、海が好きで「ガングロ」が流行っていたこともあり、夏は海でめちゃくちゃ焼いていました。コパトーン塗って。
そして、紫外線にも無頓着。
今ほど『美白』も注目されていなかったし、紫外線の怖さも知らなかった。
無知って怖い…
今からでも美肌になれる!まだ遅くないはず!!
そんな期待を抱いて、お肌のお手入れを見直そうと思ったのです。
そして、今の私の肌悩みである、シミ、毛穴に有効な成分は、『ビタミンC』ということになったのでした。
使用した化粧品(スキンケア)について
■ &be ハイコンセントレイトVCミスト
・保湿型ビタミンC誘導体※1を10%以上高濃度配合
引用:公式サイト
・肌のキメを整え、みずみずしい素肌へ導く
全成分
水、3-グリセリルアスコルビン酸、グリセリン、メチルグルセス-10、マンニトール、アスコルビルグルコシド、3-O-エチルアスコルビン酸、アスコルビルリン酸Na、ポリクオタニウム-51、ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマーNa、マンダリンオレンジ果皮エキス、カミツレ花エキス、ラベンダー花エキス、セージ葉エキス、ローズマリー葉エキス、マンダリンオレンジ油、ラバンデュラハイブリダ油、ティーツリー葉油、ベルガモット果皮油、ベタイン、PCA- Na、乳酸Na、PCA、セリン、アラニン、グリシン、グルタミン酸、リシンHCl、トレオニン、アルギニン、プロリン、BG、ペンチレングリコール、クエン酸Na、クエン酸、セテス-20、フェノキシエタノール
メイクアップアーティストの河北さんプロデュースのブランド、『&be』から発売されている化粧水。美容液にも使えるとのこと。
この商品は、口コミでも高い評価を得ていますし、良い成分を使用しているのに価格もお手頃と評判です。
私自身、数年前、雑誌の付録に付いていたサンプルを使用したことがあり、その時は良い感触だったと記憶しており、今回、現品を購入しました。
これを塗った直後、ピリッと少し刺激を感じましたが、そこまで気にせず、普通にメイクをしました。
少しすると、むずむず痒くなり、肌に違和感を覚えたため洗い流しました。
でも、その時は「たまたまお肌が敏感だったのね~」くらいに軽く考えていて、その後も何度か使用しました。
1週間くらい使い続けたでしょうか。その後は使ったり、別の化粧水を使ったりしていました。
でも、コレ付けるとやっぱり肌に違和感を感じるのです。
べたつきや脂浮きも、いつもに増して気になりました。
そして、使用を中止しました。
■ ロート製薬 メラノCC 薬用 しみ 集中対策 美容液
引用:公式サイト
活性型ビタミンCとビタミンE誘導体が素早く肌に浸透。透明感のある肌へと導きます
一般的に、ピュアなビタミンC(活性型ビタミンC)はこわれやすいと言われています。しかし、ロート製薬は活性本体であるビタミンCそのものにこだわって研究を続け、不安定なビタミンCをそのままで安定に配合することに成功しました。この、ビタミンCそのものである活性型ビタミンCが、ぐんぐん角質層の奥までしみこんでメラニンの生成を抑えます。さらに、血行促進成分ビタミンE誘導体(トコフェロール酢酸エステル)も配合。2種類のビタミンが、肌にダイレクトに働きかけます。
▼成分はこちら。

この商品も、今話題になっていますし、口コミ評価も良い印象です。
私の場合、これを顔に付けると、付けた部分がカァーっと熱くなります。
でも、「それが効いてるんだろうなー」くらいに思い、3日位使い続けました。
これを付けると、脂浮きがすごいです。
そして、たるみ毛穴が余計目立ちます。
結果、私の肌には合わないんだな、と判断しました。
まず、刺激を受けた時点で合わないと気づくべきでした。
■ 他に使っていた美白系スキンケア商品
・ロート製薬 肌ラボ 白潤薬用美白
・なめらか本舗 とろんと濃ジェル 薬用美白 N
・dプログラムバイタルアクト エマルジョンR
・アクアレーベル バランシングケアローションM
(プチプラで、口コミ等を見て評判の良い美白系のスキンケアを揃えて使っていた状況です。)
※「肌ラボ」と「なめらか本舗」はビタミンC誘導体とアルブチンを配合。
「dプログラム」と「アクアレーベル」は、美白成分としてトラネキサム酸が配合されています。
美白系スキンケア使用後の肌状態
「&be ハイコンセントレイトVCミスト」と「ロート製薬 メラノCC 薬用 しみ 集中対策 美容液」は、肌に刺激を感じたため、数日で使用を中止しました。
その他のスキンケア商品は、1か月くらい使用しました。
すると、お肌の状態はこんな感じに…
・肌がごわごわする
・触るとぶつぶつを感じる
・黒ずみ毛穴やたるみ毛穴が目立つ
・まぶたが重い
・脂がかなり出る=メイクが崩れる
フェイスラインは、いつも比較的キメが整っていましたが、肉眼では見えないけど手で触るとブツブツが感じられます。
そして、乾燥は気にならないけど、とにかく皮脂がすごい。
メイク崩れがハンパないんです。
また、刺激に対して敏感になり、髪の毛が顔にかかっただけでチクチクしました。
これ、結構不快です。
肌荒れの原因成分は?
一度にいろいろな化粧品を使い始めたため、結局、どの化粧品が原因かは分かりません。
肌に付けた時、直に違和感やピリッと刺激を感じたのは、「&be ハイコンセントレイトVCミスト」と「ロート製薬 メラノCC 薬用 しみ 集中対策 美容液」でした。
「美容を教える科学の先生」であるかずのすけさんは、ブログでこのようにおっしゃっています。
引用:かずのすけさんのブログ
『化粧品の総入れ替え』は、特に肌が荒れやすかったり化粧品に敏感な方は絶対にやるべきではありません。
《中略》
化粧品を何から何まで同じタイミングで総入れ替えしてしまうと、一体何が原因で肌が荒れているのか判別することができなくなってしまいます。
敏感肌さんは、一つのアイテムを変えてから少なくても1週間は様子を見たほうが良いそうです。
かずのすけさんの本も、とっても勉強になるのでおすすめ。
美白系スキンケアの使用をやめた後
敏感肌用のスキンケアがたまたま家にあったので、そちらを使用しました。
化粧水は「d プログラム アレルバリア ミスト」
日中用の日焼け止めに、「キュレル UVローション」
その上にルースパウダーを付けています。
今日で2日目。
するとどうでしょう。
全然テカりません。
午後に少しツッパリ感がありますが、手で触っても乾燥はしていないです。時々頬の痒みを少し感じます。髪の毛の刺激はありません。
瞼の重みはまだ少しあり。
肌のごわつきはまだありますが、前よりも状態は良いです。
日焼け止めとルースパウダーだけでは、もちろんシミは隠せないけど、たるみ毛穴、黒ずみ毛穴は目立ちません。
合わないスキンケアを使用することで、肌をより汚く見せてしまう、ということを学びました。
おわりに
今回は、一度にスキンケアを変えたことで、実際どれが肌荒れの原因かは分かりません。
一旦、全ての使用をやめたところ、お肌の違和感や刺激、過剰な皮脂分泌もなくりました。
そして、使用していた多くのスキンケア商品に美白系の成分、ビタミンCとビタミンC誘導体が含まれていたため、これが合わなかったのかなと、結論付けました。
とりあえず、皮膚科に行くほど悪化しなかったので良かったです…
皆さまも、お気を付け下さいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。